金毘羅こんぴら船々ふねふね

一 金毘羅船々　おいてに帆ほかけて
  シュラシュシュシュ
  まわれば四国は　讃州さんしゅう那珂なかの郡ごおり
  象頭山ぞうずさん　金毘羅大権現だいごんげん
  一度まわれば

二 金毘羅み山の　青葉あおばのかげから
  キララララ
  金の御幣ごへいの　光がチョイさしゃ
  海山雲霧うみやまくもきり　晴れわたる
  一度まわれば

三 金毘羅石段いしだん　桜の真盛まさかり
  キララララ
  振袖ふりそで島田しまだが　サッと上あがる
  裾すそには降おりくる　花の雲
  一度まわれば

四 阿波あわの殿様とのさま　蜂はち須賀すかさまだよ
  シュラシュシュシュ
  私ゃあなたの　そばそばそばだよ
  ほんとに金毘羅大権現だいごんげん
  一度まわれば

五 お宮は金毘羅　船神ふながみさまだよ
  キララララ
  しけでも無事ぶじだよ　ぼんぼりゃ明るい
  錨いかりを下おろして　遊ばんせ
  一度まわれば