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◎お湯割りをする場合 |
果実酒(焼酎)に直接お湯を注ぐと、香り・味わいが飛んでしまいます。 次の順に。 ① お湯を酒器に注ぐ。 ② 適温になるまでさます。 ③ 焼酎をそっと注ぐ。 |
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果実酒を作る:(キ
-ウイ、イチ
ゴ、びわ、梅、ブ
ル-ベリ-、リ
ンゴ、かりん、ニンニク)
1.使用する保存ビン等は、きれいに洗って水けをふき取ります。 2.果実はキズ・虫食いなどが無く、新鮮できれいな物を選びます。 できれば旬の物を。 最近、温室栽培や海外輸入品が多いので季節感がなくなりますね。 流水でよく洗い、水けをていねいにふき取るか又は自然乾燥しておきます。 国産無農薬のものを手に入れるのは難しいです! ていねいによく洗いましょう! ワックスをかけているものは、ぬるま湯でしっかり洗い落とします。 (リンゴ、グレ-プフル-ツなど) 3. 砂糖は’氷砂糖’が良い。 ’グ ラニュ-糖’や’はちみつ’でも可。 甘さは控えめにして、素材の味をできるだけ活かすのがコツ。 あとで好みに調整するのが良いやり方です。 4.長期間になるので「名前」と「月日」などを書いて容器に貼り付け、冷暗所で保存。 (保存状態が良ければ数年楽しめます。) 保存版果実酒とジャム160(主婦の友社)、果実酒容器に記載してある作り方等を参考にしています。 |
名前と効能 | 季節 | 写 真 | 材料と作り方(目安です) |
キ-ウイ酒 ・美肌 ・便秘 ・整腸 ・風邪 ・疲労回復 |
1~4月 |
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材料と量(1L容器) ・キ-ウィ=4個 皮をむいて1cm厚さに輪切りにする。 厚めに皮をむいたレモン2個程度を加えるとよい。 ・氷砂糖=100g ・ホワイトリカ-=550ml ・写真は作った日に撮影。 ●2カ月後に実を取り出す。 ◎2カ月後から飲める。 |
イチゴ酒 ・風邪 ・美肌 ・精神安定 |
1~6月 |
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材 料と量(1.5L容器)
・いちご=300g 厚めに皮をむいたレモン2個程度を加えるとよい。 流水でよく洗ってからへたを取り、水けをふく。 ・グラニュ-糖=100~150g ・ホワイトリカ-=750ml ・2日後に撮影。イチゴの色がきれいに溶け出しています。 ●1カ月後に実を取り出す。 ◎2カ月後から飲める。食前酒やお湯割りで楽しむ。 |
びわ酒 ・風邪 ・咳 ・疲労回復 ・美肌 ・眼精疲労 ・精神安定 |
5~6月 |
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材料と量(4L容器) ・びわ=1Kg 水けを拭いてまるごと使う。 ・氷砂糖=120g ・ホワイトリカ-=1.8L ・写真は当日に撮影。(5月28日) ●1年後に実を取り出す。 ◎3カ月後から飲めるが半年以上おいたほうがおいしい。 |
梅酒 ・健胃 ・食欲不振 ・便秘 ・整腸 ・疲労回復 |
6~7月 |
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材料と量(4L容器) ・梅=1kg水洗いして丁寧に水けを取りへたを取り除く。 ・氷砂糖=500g ・ホワイトリカ-=1.8l ・写真は2日後に撮影。 ●1年後に実を取り出す。 ◎3カ月後から飲めるが半年以上熟成させると味がよくなる。 |
ブル-ベリ-酒 ・疲れ目 ・抗酸化 |
8~11月 |
■ | 材料と量(500ml容器) ・ブル-ベリ-=130g ・氷砂糖=65g ・ホワイトリカ-=300ml ●1カ月後に実を取り出す。 ◎2カ月後から飲める。 |
リンゴ酒 ・便秘 ・整腸 ・二日酔い |
9~10月 |
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材料と量(1L容器) ・リンゴ=300g(1個) 皮のまま8等分に切る。 種はそのまま。紅玉、ふじ、スタ-キングなどが向く。 ・レモン=1/2個。 皮をむいて1cm厚さに輪切りにする。 ・氷砂糖=100g ・ホワイトリカ-=550ml ・写真は作った日に撮影。 ●2カ月後に実を取り出す。 ◎3カ月後から飲める。ロックや炭酸割りがおすすめ。 |
かりん酒 ・風邪 ・咳 ・疲労回復 ・美肌 |
10~12月 |
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材料と量(1L容器) ・かりん=300g(1個) 黄熟したものが良い。ぬるま湯に浸しながらタワシでよく洗い、2~3日自然乾燥します。表面に蜜状のものが出てくるので、水で洗い落す。皮の まま1~2cm厚さに輪切りにする。種はそのまま使用します。 ・氷砂糖=60g ・ホワイトリカ-=550ml ●3カ月~1年程度で実を取り出す。 ◎2カ月後から飲めるが、半年以上たったほうが良い。高級ブランデ-にも劣らないコクとまろやかな味になります。 |
ニンニク酒 ・強壮 ・強精 ・疲労回復 ・健胃整腸 |
夏 |
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飲みやすいレシピ(1L容器) ◆材料:ニンニク(2個)、白ごま(20g)、青じそ(20枚)、しょうが(30g)、レモン(1個)、はちみつ(1/2カップ)、ホワイトリカ-(600ml)。 ◆作り方: 1)ニンニクは1かけずつ分け、薄皮をむいて蒸し器で5分ほど蒸す。 2)しょうがはよく洗い、皮付きのままスライスする。 3)レモンは皮をむき、スライスする。 4)青じそはよく洗い、水けをふく。 5)保存ビンにニンニク・白ごま・青じそ・しょうが・レモン・はちみつを入れ、ホワイトリカ-を注ぐ。 ・写真は2日後に撮影。 ●1年後に中身をきれいにこします。 ◎3週間後から飲める。2カ月以上おくと熟成します。 |
砂 糖 の 種 類 | ||
種類 | 名 前 | 特 徴 |
分蜜 | 上白糖 |
結晶が細かく、しっとりとしたソフトな風味の砂糖で、白砂糖とも呼ばれます。 もっとも一般的な砂糖です。 |
〃 | グラニュー糖 |
上白糖よりも結晶の大きい、サラサラとした感じの砂糖です。 クセのない淡泊な甘さを持つので、香りを楽しむコーヒーや紅茶に最適です。 また、菓子用や料理用にも広く使われます。 |
〃 | 白双糖 (しろざらとう) |
結晶がグラニュー糖より大きく、無色透明の砂糖です。 一般的に家庭で使われることは少なく、高級な菓子や飲料に多く使われます。 |
〃 | 三温糖 (さんおんとう) |
上白糖やグラニュー糖に比べて特有の風味を持っていて、甘さも強く感じます。 煮物や佃煮などに使うと、上白糖などに比べて、強い甘さとコクがでます。 |
〃 | 中双糖 (ちゅうざらとう) |
黄褐色をした砂糖で、グラニュー糖よりも結晶の大きい砂糖です。 表面にカラメルをかけているので独特の風味を持っています。 煮物などに使われます。 |
〃 | 角砂糖 |
グラニュー糖を四角に固めたもので、コーヒーや紅茶に使われます。 また、1個の重量が決まっているので、お菓子や料理用にも便利です。 |
〃 | 氷砂糖 |
氷のように見える、とても大きな結晶で、キャンディーとしてそのまま食べられます。 また、溶けるのに時間がかかるので果実酒を作るのに最も適している砂糖です。 |
〃 | 液糖 | ガ ムシロップなど清涼飲料水、ソース、焼き肉のタレ等に使われます。 |
含蜜 | 和三盆 (わさんぼん) |
江戸時代から受け継いできた、サトウキビから作る淡黄色の砂糖です。 結晶の大きさが非常に小さく、独特の風味を持つので、和菓子の原料として珍重されます。 科学的に精製された砂糖とは違う独特の味わいは上品でコクがあります。 四国では讃岐和三盆と阿波和三盆が、受け継がれてきた技法を元に今も作られています。 |
含蜜 | 黒砂糖 |
さとうきびの搾り汁をそのまま煮詰めて砂糖にしたものです。 濃厚な甘さと、強い風味があります。沖縄県や鹿児島県の南西諸島で作られています。 |
分蜜糖は、砂糖製造時に遠心分離機で糖蜜を振り分け結晶のみを取り出して乾燥させたもので、精製過程でほとんどのミネラルは除かれてし
まいます。 含蜜糖は、原料のさとうきびなどの絞り汁をそのまま煮詰めたもので、精製していないのでミネラル分を多く含みます。 |